平成25年度(2013年4月〜2014年3月)企画展情報
畦地梅太郎展 | 小林紀晴写真展 | 八ヶ岳 さ・き・お・り展
宇梶静江展 | 小川格 絵画展 | 清水多嘉示 石膏像の魅力






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小川格 絵画展 いろのしずく いみのあぶく

平成26年2月1日(土)〜3月30日(日)会期中無休

主催:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)、原村、原村教育委員会




八ヶ岳美術館ではこのたび、小川格絵画展を開催いたします。
小川格は1969年東京都生まれの画家です。武蔵野美術学園を経て、ベルギー王立アントワープ美術アカデミーに学び、帰国後は2002年より長野県茅野市で制作を続けています。
淡い色彩の重なりで柔らかく伸びやかに描かれるのは、空気をはらんで漂う物体のような、または装身具のような中空のモチーフです。作家がテーマにしているこの「中空」は、不安、空疎さなどと同時に、無垢さや可能性など、様々なものを私たちにイメージさせます。
本展では新作と近作を中心とした油彩画の大作のほか、小作品の「実存ゴッコ」シリーズ、ドローイングなどを展示し、コントロールし切れないもの=無意識を捉えようとする作家の作品世界をご紹介します。
難解と思われがちな現代美術の表現ですが、本展を通して美術を楽しみ、また地域で活動する現代作家の「今」を知っていただき、ここから新たな交流が生まれて行くことを願っています。

【作 家 プ ロ フィ ー ル】

小川 格(おがわ いたる)OGAWA Itaru

1969年 東京都生まれ
1993年 武蔵野美術学園卒業
1997年 ベルギー王立アントワープ美術アカデミー修了
2002年より長野県茅野市在住





【関 連 イ ベ ン ト】

※イベントはすべて参加無料ですが、参加当日の入館券が必要です。

参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)

トークイベント「絵画の楽しみ方〜古典から現代まで〜」
現代美術は難しい?!アニメーション美術監督としても活躍中の画家・丹治匠さんをゲストに、小川格さんが古典の名画から現代絵画にいたるまで、鑑賞の楽しみ方を紹介する講座です。
3月8日(土)13:30〜
出演:小川格(画家)・丹治匠(画家、アニメーション美術監督)

ミニRockin′ライヴ 出演:TANJIMEN (小川格、丹治匠、望月俊典、他)
3月8日(土)15:30〜

ワークショップ(実技)「自由に模様を描いてみよう」
館内に展示されている彫刻、土器などからひとつ題材を選び、スケッチした後、本来の「表面」とは違った「模様」を自由にまとわせて絵画作品を制作します。
3月2日(日)13:30〜、3月15日(土)13:30〜
講師:小川格  対象:こども〜大人まで
要予約(定員10名) 持ち物:色鉛筆、パステルなど(画材のない方はご相談ください)

ワークショップ(鑑賞)「絵のタイトルを考えよう」
作家とともに対話型の鑑賞をするワークショップです。展示作品にタイトルをつけることで鑑賞の世界がひろがります。
2月23日(日)14:00〜、3月22日(土)14:00〜
講師:小川格 要予約(定員各20名)

作家との交流会
お茶を飲みながら作家と語りましょう。お気軽にご参加ください。
2月23日(日)、3月2日(日)、3月15日(土)、3月22日(土)
いずれも15:00〜



■こんにちは!アーティスト#3
画家・小川格 「絵を見ておしゃべり+題名をつけよう!」
企画展作家と地域住民とのコミュニケーションプログラム。第三弾は作家がファシリテーターとなった対話型鑑賞の授業を原小学校で開催します。
@2月4日、5日 A2月12日、13日 ともに午前中
※詳細についてはお問い合わせください。







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清水多嘉示 石膏像の魅力

前期:平成25年4月20日(土)〜平成25年9月29日(日)会期中無休

後期:平成25年10月1日(火)〜平成26年3月30日(日)会期中無休





寄贈により新たに収蔵された作品を含めた石膏像を前後期に分けて特集展示いたします。
あたたかみのある清水多嘉示の貴重な石膏像をご鑑賞ください。

関連イベント

オープニングセレモニー、鋳造所見学会
4月20日(土)13:00〜

和泉勇三氏(ブロンズ作家・日本鋳造家協会会員)の工房で彫刻の鋳造工程を見学します。
会場:八ヶ岳美術館→和泉ブロンズ工房(岡谷市)
参加無料(鋳造見学会は要申し込み)
※現地集合で参加ご希望の方は、八ヶ岳美術館までお申込みのうえ、当日14:20までに諏訪信用金庫川岸支店(岡谷市川岸上1丁目3-1)に集合してください。

■トークイベント(参加無料・要入館料)
5月25日(土)13:00〜「鋳造者が語る清水多嘉示の彫刻」岡本猛次氏(元 岡本美術鋳造所)
10月12日(土)13:00〜「清水多嘉示の石膏原型について」黒川弘毅氏(武蔵野美術大学彫刻学科教授)

参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)







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宇梶静江展 古布絵で描くアイヌの叙事詩

平成25年11月14日(木)―平成26年1月26日(日)

主催:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)、原村、原村教育委員会




アイヌに生まれ、アイヌ解放運動に半生をささげてきた宇梶静江さんは、60歳を過ぎてからアイヌ刺繍を学び直し「古布絵」という独自の表現を編みだしました。初めて制作した古布絵はアイヌの守り神である「シマフクロウ」―。以来、アイヌの豊かな文化を伝えたいと、一針一針に願いを込めて制作を続けています。
本展では、絵本の原画となった「シマフクロウとサケ」「トーキナ・ト」「セミ神さまのお告げ」の3作品を中心に、宇梶さんが描くアイヌのウエペケレ(昔話)とカムイユカラ(神謡)の世界をご紹介します。
流れるようなアイヌ刺繍のリズムにのせて力強く表現された作品群を通して、自然を崇め、争いを好まなかったアイヌの人々の世界観に触れることは、現在の私たちに生きていくための大きなヒントをもたらしてくれることでしょう。縄文文化にもつながるアイヌの素晴らしい文化に触れる機会となるよう願います。

【作 家 プ ロ フィ ー ル】

宇梶静江(うかじ しずえ)
1933年北海道浦河郡生まれ。詩人・古布絵作家・絵本作家・アイヌ解放運動家。アイヌの家庭に生まれ、差別と貧困から抜け出すため20歳で上京。働きながら苦学をし、結婚後は上京してきたウタリ(同胞)たちを支援しながら2児を育てる。1972年、朝日新聞に「ウタリたちよ、手をつなごう」を投稿し、大きな反響を呼ぶ。翌年東京ウタリ会を結成し、アイヌ権利獲得のための活動を始める。1996年アイヌ刺繍を勉強し直し、和服地を用いて伝統刺繍でアイヌの精神世界を表現する「古布絵」を始め、海外からも高い評価を得て各地で作品展を開く。2004年アイヌ文化奨励賞を受賞。著書に『シマフクロウとサケ』『セミ神さまのお告げ』『トーキナ・ト』(いずれも福音館書店)『すべてを明日の糧として〜今こそアイヌの知恵と勇気を』(清流出版)など多数。2011年吉川英治文化賞受賞。

【関 連 イ ベ ン ト】

アイヌ刺繍のワークショップ
11月23日(土)13:00〜
アイヌの伝統的な刺繍には、様々な祈りや意味が込められています。アイヌ刺繍の形と意味を教えていただきながら、実際にアイヌ刺繍をしてみましょう。大きめのコースター1枚を制作し、お持ち帰りいただけます。
講師:宇梶良子さん
材料費:1,000円(入館料が別途必要です)※要予約

アイヌの歌と踊りのワークショップ
11月30日(土)14:00〜
「ウポポ」と呼ばれるアイヌ伝統の歌は、アイヌの祭りに欠かせないものです。歌と踊りを通して、アイヌの世界観や祈りについて教えていただきます。アイヌ文化を体感してみましょう。
講師:島田あけみさん、宇佐照代さん、石川恵美さん
参加費:無料(入館料が別途必要です)

参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)
※本ワークショップは公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ文化活動アドバイザー派遣事業」活用事業です





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錦秋を紡ぐ 八ヶ岳 さ・き・お・り展

平成25年9月20日(金)〜11月10日(日)会期中無休

主催:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)、原村、原村教育委員会
後援:全国裂織協会、津軽地機の会





 木綿が貴重だった頃、寒冷地の人々は木綿の古着を擦り切れるまで使い、使えなくなると細く切り裂いて緯糸(よこいと)にし、経糸(たていと)には綿糸や麻糸を使って再生布を織りました。地厚で丈夫な半纏やこたつ掛けなどに生まれ変わった裂織は、寒村の大地に生きる人間の暮らしのなかにしっかりと息づいたのでした。それらの裂織(さきおり)作品には、織やデザインに庶民の自由な感性と精神性が羽ばたいていることを見ることができます。そして「裂織」はアートの領域にまで進化を遂げ、「SAKIORI」として広く世界から注目されています。
 今秋、この八ヶ岳山麓で、全国裂織協会で活躍する4人の作家の作品を展示いたします。裂織の原点を見据えながら新たな表現を志向する、個性あふれる作品の数々をご覧いただけることでしょう。どうぞ八ヶ岳の森の中にたたずむ高原の美術館にお越しください。

八ヶ岳美術館長 小泉悦夫




 裂織の魅力は、眠っていた古布に光をあて、一枚一枚の良さを引き出し、作品として再生させること。人の温もりや思いの詰まった古布の声に耳を傾けながら、再び、生活の場で輝くことを願って機に向かっています。 このたび、歴史ある「裂織の里」信州の原村で、展覧会が開催されます。この展覧会で、裂織の原点を再確認し、オリジナリティを追求した未来に拓く裂織を目指していきたいと願っています。

グループさ・き・お・り代表 野口和子



【作 家 プ ロ フィ ー ル】

田中アイ
青森県弘前市在住。民俗学者の田中忠三郎氏との出会いによって裂織を始める。郷土で昔から使われていた地機(ぢばた)を使い、30年以上裂織の制作を続けている。平織だけでなく、もじりや、「引き返し織」と呼ばれる山を作り谷をうめていく独自の手法で表現する。全国裂織協会理事。「つがる地機の会」代表。

野口和子
茨城県取手市在住。草木染めを施した古布を用いて制作し、とくに桜の葉による染色を得意とする。自然素材の様々な色合いを生かした作風が特徴。本展では八ヶ岳の植物で染めあげた古布で織った作品も展示される。全国裂織協会副理事長。「工房 和」主宰。

三上ムツ
青森県弘前市在住。1985年より地機を使用して裂織を始める。その後高機に変更、卓上機を改良したオリジナルの機を開発し、多くの技法を試みている。平織と組織織とを巧みに組み合わせ、織面に深みを持たせた作品作りが特徴。全国裂織協会理事、「工房 糸音」主宰。

目黒和子
東京都文京区在住。日本や世界各地の旅行先で出会い、感動した景色や風物をさまざまな技法を用いて織物に表現している。方眼に作図し、どの技法で織るかを試行錯誤し、新しい裂織制作を試みている。全国裂織協会会員。


【関 連 イ ベ ン ト】


地機織り体験会
参加無料(要入館料)
9月20日(金)9:00〜12:00、13:00〜16:00
9月21日(土)9:00〜12:00 


作家4人によるギャラリートーク 「古布との出会い 裂織の魅力」
9月21日(土)13:00〜


ワークショップ「いつでも、どこでも、だれでも織れるダンボール織り」
10月5日(土)11:00〜13:00 要予約
材料費/1,000円(要入館料)


参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)







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小林紀晴写真展 「山人の記憶 ―kemonomichi/yabu―」

平成25年7月6日(土) 〜 9月16日(月・祝) 会期中無休






作品集『アジアン・ジャパニーズ』で鮮烈なデビューを飾り、各国を旅して作品発表を続けてきた写真家・小林紀晴は、近年自らの故郷である諏訪地域により深いまなざしを向けています。
本展では、諏訪に古くから伝わる様々な祭りの場面を主な被写体とした新作「kemonomichi(けものみち)」を県内で初展示。また八ヶ岳周辺で撮影されたモノクロの新作「yabu」を初公開し、縄文の遥か昔から現在までこの地に連綿と繋がる命の姿と土地の記憶をご紹介するものです。気鋭の写真家が切り取った諏訪の姿は、作品の舞台である諏訪地域に住む人々にとっても新たな発見をもたらすことでしょう。
また地域住民と子供達を対象に、地域の魅力を再発見するワークショップを開催します。土地に伝わる遠い記憶を探り、再び確かめることで、私たちに何が見えてくるでしょうか。本展が、それぞれの郷土がもつ長い歴史と、そこで営まれてきた人々の暮らしに思いを馳せる契機となれば幸いです。


【作家プロフィール】
小林紀晴(こばやし きせい)
1968年長野県茅野市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社勤務の後、アジア各国を旅し写真を撮る。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞受賞。2000-2002年渡米(N.Y)。 雑誌、広告写真等に携わる一方、『homeland』『SUWA』『kemonomichi』などの写真集、『ASIAN JAPANEASE』『父の感触』『メモワール 写真家・古屋誠一との二〇年』などのノンフィクション、『十七歳』『昨日みたバスに乗って』などの小説執筆など、写真と文章による活動は多岐にわたる。2013年「遠くから来た舟」で第22回林忠彦賞受賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。



(c)Kobayashi Kisei


【関 連 企 画】

トークイベント「諏訪を撮ること」

出演:高木こずえ・小林紀晴
小林紀晴さんと同じく、幼少時を諏訪で過ごした写真家・高木こずえさんをゲストに迎えてのトークセッション。諏訪の魅力、諏訪を撮ることについてお話いただきます。
日時: 8月4日(日)14:00〜
参加無料(入館料別途)


ワークショップ「私が見つけた宝物」

あなたの「大切な人」「大切な場所」「大切にしたいもの」いずれかをテーマにして撮った写真をご持参ください。小林紀晴さんによる自作解説とお話のあと、皆さんにお持ちいただいた写真を発表していただき、紀晴さんに講評していただきます。
日時: 8月11日(日)14:00〜
定員:20名(要申し込み)
対象:小学校高学年〜一般
参加費:大人800円、小中学生300円(入館料を含む)
参加方法:電話またはメールでお申込みのうえ、写真データの入ったSDカード、USBメモリ等を前日までにご持参いただくか、メールでお送りください。提出していただいた作品データはプリントし、会期中館内に展示させていただきます。
※ワークショップ見学の場合は入館料のみでご参加いただけます。


こどもと祖父母のためのワークショップ

美術館の中にスタジオが出現!おじいちゃん/おばあちゃんとこどもで、一眼レフカメラを使ってお互いに写真を撮り合い、「写真」を通したコミュニケーションをしてみましょう。最後に小林紀晴さんにツーショット写真を撮ってもらえます。
日時:9月7日(土)13:30〜
作家の都合により開催日が変更となりました。
日時:9月8日(日)14:00〜
定員:10組(要予約)
参加費:ひと組2,000円(入館料を含む)
※カメラ等の機材は美術館でご用意いたします。


こんにちは!アーティスト#2 「小林紀晴と地域の魅力を発見しよう」

八ヶ岳美術館で2012年から開始された博学連携プログラムの第2弾。写真家として第一線で活躍中の小林紀晴さんを講師に、原小学校の授業で、写真を使って自分たちの小学校の魅力を見つけるワークショップを行います。
日時:7月19日(金)※詳細は八ヶ岳美術館までお問い合わせください。


参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)







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山の版画家 畦地梅太郎展

平成25年4月4日(木)〜6月30日(日)会期中無休





「山の版画家」として知られる畦地梅太郎(あぜち うめたろう)(1902-1999)は、愛媛県出身ながら信州と深い縁のある版画家です。もとは画家を志し、印刷工や看板描きの仕事をしながら、版画家・平塚運一や恩地幸四郎との出会いによって本格的に版画の道に進みます。故郷の風景や各地の山岳風景を描き、浅間山をはじめ北アルプス、八ヶ岳など多くの信州の山々が題材となっています。そして50歳を過ぎてからは独自の「山男」像が展開されます。こちらをじっと見つめる山男の姿は、山と対峙する人間の精神性を表しているかのようです。畦地の表現は、山そのものだけではなく、山に身を置く人間の心象や精神性に向けられていました。命をいつくしむようなそのまなざしは、あたたかく力強い作品となって今でも多くの人々を魅了しています。

本展では、『山湖』『山の繪本』『信濃の山』など、信州の山々を題材にした版画集の作品を中心に、畦地が愛した山と人との姿をご紹介するとともに、素朴さあふれる初期木版画の秀作、家族を描いた作品、商用イラストなど貴重な資料もあわせてご紹介します。

新緑の芽吹き美しい八ヶ岳の麓で、山と人とを見つめ続けた畦地梅太郎の作品の数々をお楽しみください。

関連イベント

トークイベント「家族が語る、素顔の畦地梅太郎」
6月1日(土)13:30〜

ともに過ごした日々の思い出から、人間・畦地梅太郎の魅力あるエピソードをうかがいます。
出演:畦地堅司氏(畦地梅太郎 令孫)
参加費:無料(入館料別途)
予約不要

■ワークショップ「かんたん手彩色木版画で蔵書票づくり」
6月9日(日)、6月16日(日)両日とも13:00〜16:00(全2回)

講師:下山力氏
【1日目】下絵と転写と彫り 
【2日目】刷りと手彩色の2回に分けて、版画家の下山力さんにご指導いただきながら、7cm×6.5cm大のオリジナルの蔵書票を制作します。
参加費:1,500円(2日間の材料費と入館料込み)
要予約
※2回ともご参加いただける方のお申し込みをお願いします。
持ち物:彫刻刀、あれば絵の具

参加お申込み・お問い合わせ
八ヶ岳美術館(0266-74-2701)







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