平成23年度・企画展情報
伊藤理佐原画展 | 石田歩の図画工作展 | 村野藤吾の世界展
布と糸と織のオムニバス展 | 没後30年 清水多嘉示展 | 杣雅司展



その他イベント情報♪ | ナイトコンサート |



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杣 雅 司 展

― 清 澄 な 光 ―

■会期:2012年2月1日(水)〜2012年3月31日(土)



杣雅司は1946年愛媛県に生まれました。武蔵野美術短期大学中退後、様々な仕事に就きながらも筆を折らずに、多くの画家との知遇を得ながら絵画を模索します。近年は画壇から離れて独自に制作を続け、2008年より八ヶ岳山麓の山梨県長坂町にアトリエを移して活動しています。 杣雅司の絵は見る側に様々な感情を喚起させます。光と影とが交錯するようなその色彩は、人間誰しもが持つ生きる歓びや苦しみを投影しているかのようです。
 昨年3月11日の東日本大震災以降、画家の作風は一変します。社会を見据える鋭い感性は今、何を捉えているのでしょうか。強いメッセージが込められた杣雅司の新作と代表作を一堂に展示いたします。心の深層に訴える重厚な作品世界を、この機会にじっくりとご鑑賞ださい。

杣雅司杣 雅司(そま まさし)
1946 愛媛県に生まれる
1966 武蔵野美術短期大学(中退)
2001 埼玉、長野県、山梨、東京都で個展多数
2002 美術団体脱退、現在無所属
2006 詩人・川杉幸春氏と詩画展
2008 山梨県北杜市へ移住




■関連イベント■

 ―時をこえて― チェロ演奏とギャラリートーク
*3月10日(土)
杣 雅司×山本 護
 音楽と深い関わりをもつ杣雅司さんの絵画作品。チェロ演奏とともにギャラリートークをお楽しみください。
  PM2:00開演 参加無料(入館料別途)

  演奏:山本 護(やまもと・まもる)
1957年 東京生まれ。チェロと音楽理論を幾人の先生に師事。十代の頃から実験的な音楽を作曲し始める。世界の伝統音楽や古い時代の楽器や記憶法および精神的背景などを学び、その奥深さに目眩させられ、楽器の改造や様々な調弦法を試みている。演奏曲は、自作その他。







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菊地昇栄太と星女展

―絵画とぜんまい手紡ぎ織―

■会期:2011年12月3日(土)〜2012年1月29日(日)



八ケ岳山麓に暮らした、ある夫婦の軌跡。

1980年、八ヶ岳山麓に一組の夫婦が山荘を建てて暮らしはじめました。画家・菊地昇栄太とその妻・星女です。 画学生時代に出会った二人は、50年の長きに渡って共に暮らし、生活においても創作においても互いに支え合ってきた、まさに生涯の伴侶でした。
菊地昇栄太は静物画を主に描く画家でしたが、八ヶ岳に制作の場を移してからは静物画に山の動物達を描き込んだ幻想的でナイーフな作風へと変化します。そして最愛の妻・星女亡き後には、同心円状のモザイクを背景に妻への思慕を込めた女性像を描き続け、全く新しい画境を切り開きました。70歳を過ぎてなお新たな表現に果敢に挑んだ昇栄太の心を照らし続けたのは、亡き妻・星女の存在でした。
妻の星女は洋画界の重鎮・林武の《星女嬢》《梳る女》など一連の代表作のモデルをつとめた美しく聡明な女性で、清水多嘉示の彫刻《星女嬢》のモデルにもなるなど、まさに芸術家に霊感を与えるミューズでした。昇栄太との結婚後は帽子作家として活躍し、八ヶ岳に移住してのちは自宅周辺に自生するぜんまいの綿を使って織り上げた「ぜんまい手紡ぎ織」で高く評価され、染織作家として脚光を浴びます。
八ヶ岳美術館では2010年に惜しくも亡くなられた菊地昇栄太の追悼展として、またこの夫婦二人の八ヶ岳山麓での暮らしと創作、そして遺された素晴らしい作品群を初めて同時ににご紹介する夫婦展として、本展を開催いたします。八ヶ岳山麓の自然の中で生まれた、絵画とぜんまい手紡ぎ織、ふたつの世界をどうぞご鑑賞ください。



■関連イベント■

*座談会昇栄太と星女「暮らし、芸術、そして愛」
  12月10日(土)13:30〜
  二人の作品や八ケ岳での暮らし、人となりについて、ゲストをお招きしてお話いただきます。
  ゲスト:菊地栄(昇栄太・星女夫妻長女)、早坂義征(『蝶とかもしか 画家菊地昇栄太伝』著書)ほか
  参加費:無料(入館料別途)

*ワークショップ山の素材で草木染め
  12月11日(日)13:00〜
  星女の布にちなんで、落ち葉など美術館のまわりの自然素材を使って染織をします。
  参加費:1500円(入館料を含む)
  定員:10名(要予約)

*学芸員による展示解説会
  12月17日(土)14:00〜
  1月8日(日)14:00〜
  星女の布にちなんで、落ち葉など美術館のまわりの自然素材を使って染織をします。
  参加費:無料(入館料別途)






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没後30年 清水多嘉示展

■会期:2011年6月9日(木)〜2012年3月31日(土)



日本近代彫刻の歴史に多大な足跡を残した清水多嘉示。彫刻家として知られる清水は、画家でもあり、また数々の優れた教え子を輩出した偉大な教育者でもありました。
1897(明治30)年、原村に生まれた清水多嘉示は、幼少の頃より画才を発揮し、ほぼ独学で絵画を学びます。美術教員を勤めながら二科展で活躍し、1923年、画業の修行のために花の都パリに渡りました。そこで清水を待っていたのは、彫刻界の巨匠・アントワーヌ・ブールデルの作品との出会い―。衝撃を受けた清水はブールデルに弟子入りして彫刻の道へと進み、パリでの目覚ましい活躍の後、そこで体得した構築性に富んだ作品で日本の彫刻界に新風を吹き込みました。そして戦後の《みどりのリズム》に代表される記念碑的な作品は、現在も多くの人々に愛されています。
没後30年を記念した本展覧会では、清水多嘉示の代表的な彫刻約40点、絵画約20点を展示し、滞仏中の華麗な作風から、帰国後そして戦後に到達した充実した裸婦像と、追求し続けた記念碑彫刻までを展観し、清水の歩んだ制作の道を辿ります。また、遺族ならびに武蔵野美術大学の協力を得て、これまで公開される機会の少なかった記念碑設置構想図や従軍中のスケッチなどの貴重な資料を展示。
これらの資料からは、芸術家としての使命感に篤く、時代の情勢に正面から向かい合い、自らの芸術の力を社会のために発揮しようとする清水の尊い信念が伺えます。
激動の時代の中、芸術の力を信じて歩み続けたひとりの芸術家の姿を、ここにご紹介します。

展示作品:
渡仏間もない時代から晩年の絶作までの彫刻40点、絵画20点のほか、記念碑設置構想図やデッサン、スケッチ等の資料約30点。

特別展示:
彫刻と絵画、それぞれにおいて清水が多大な影響を受けたアントワーヌ・ブールデルと中村彝の作品を特別展示いたします。

アントワーヌ・ブールデル《糸巻きを持つペネロープ》1905年
中村彝《平磯》1919年、《髑髏のある静物》1923年ほか1作品

没後30年 清水多嘉示展
会期:2011年6月9日(木)〜2012年3月31日(土)
主催 八ヶ岳美術館・原村・原村教育委員会
協力 武蔵野美術大学 岩崎惠子・青山敏子(清水多嘉示遺族)
後援 フランス大使館 長野県 長野県教育委員会 信濃毎日新聞社 中日新聞社 長野日報社 市民新聞グループ(7紙) 朝日新聞長野総局 読売新聞長野支局 毎日新聞長野支局 日本経済新聞松本支局 産経新聞長野支局 共同通信長野支局 NHK長野放送局 TSBテレビ信州 abn長野朝日放送 SBC信越放送 NBS長野放送 エルシーブイ株式会社
助成 公益財団法人 花王芸術・科学財団 公益財団法人 朝日新聞文化財団

■関連イベント■

*講演会
  ※延期していた講演会は12月3日(土)の開催と決定いたしました
  詳細日程
  13:30〜 記念講演
(美術館内にて)
        「清水多嘉示 彫刻の魅力」        井上由理(八ヶ岳美術館特別研究員)
        「清水多嘉示の美術教育とその系譜」 黒川弘毅(武蔵野美術大学教授)
  ※9/23に予定しておりました講演会は諸般の事情により延期とさせて頂きます
       9月23日(祝)13:00〜
 「清水多嘉示の美術教育とその系譜」
  黒川 弘毅 氏(武蔵野美術大学彫刻学科教授)
 「清水多嘉示 彫刻の魅力」
  井上 由理 氏(原村八ヶ岳美術館特別研究員)
  参加費:無料(入館料別途)予約:不要

*武蔵野美術大学 黒川教授によるワークショップ
  参加費:無料(入館料別途)
  @10月16日(日) 八ヶ岳美術館にて屋外彫刻クリーニング
    (a.m.9:00から日没まで 途中お昼休憩を挟みます)
    ※9:00からスタートしますが、ご都合のつく時間帯に、自由に参加して頂けます。
  A10月17日(月) 原中学校にて屋外彫刻クリーニング
    ※13:00から、1時間程度

*金属鋳造ワークショップ
 @8月21日(日) A9月24日(土)
  いずれも14:00〜
  参加費:1,000円(材料費、入館料込み)要予約

関連情報
大正の揺籃+モンパルナスの洗礼:甦る昭和彫刻の史実!
清水多嘉示資料展 第2期
昭和の記録−清水多嘉示の道程
会期:2011年10月11日(火)ー11月12日(土)
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
Web site:http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/222
帰国後、帝国美術学校設立に参画し、太平洋戦争をはさんで昭和を生きた美術家・教育者としての清水の活動をテーマに展示。






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布と糸と織のオムニバス展

■会期:2011年9月9日(金)〜11月30日(水)



過去と未来、文化をつなぐ展覧会

八ヶ岳美術館ではこの秋、布と糸と織のオムニバス展を開催いたします。
八ヶ岳山麓では古来より独特な文化が育まれてきました。かつて縄文文化が栄えたこの地は、現代では多くのアーティスト達が暮らし集う場所となっています。本展では、この地に育まれた文化を「素材」に焦点をあててご紹介します。
ひとつぶの種から生まれる繊維。それを人々はどのように紡いできたのでしょうか。布・糸・織を素材に活躍する現代の作家による展覧会と、古の素材と織物の展示による、素材とアートのオムニバス展をお楽しみ下さい。


野中ひろみ つづれ裂織展
過ぎし時と未来を思って
会期:2011年9月9日(金)〜10月14日(金)
つづれ織と裂織を融合させた「つづれ裂織」で自然の風景を表現し、染織作家の中でも異彩を放っている野中ひろみの作品は、近年ますますその評価を高めています。原村に古くから伝わり「ぼろ機織り」として親しまれてきた裂織を、「織りで描く」ように、芸術の一ジャンルとして追求し続けてきました。刻一刻と移り変わる自然の景色。その瞬間を鮮やかに切り取り織り上げた数々の作品をお楽しみください。
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野中ひろみ
1947年長野県伊那市生まれ。1989年に工房・織音舎を設立。裂織に綴れ織の技法を用いた独創的な作品は高く評価され、数々の工芸展、美術展で入選を果たす。(社)現代工芸美術家協会本会員、全国裂織協会会員、信州美術会会員、信州さきおりの会代表。原村在住。



平岩典子 ファブリックワーク展
素材に魅せられて
会期:2011年10月15日(土)〜11月30日(水)
糸、布、ビーズなどを用いた複合技法によって表現される平岩典子の繊細な作品は、「布に思いを描く」との言葉通り、ひと針ひと針に込められた思いとあたたかみを感じさせます。 本展では代表作を含め、初期作品から新作まで多数展示。異なる素材による様々な質感が融合した作品の魅力をご堪能ください。
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平岩典子
1949年愛知県生まれ。刺し、染め、織り、パッチワークなど、様々な技法を用いて作られた絵画的な作品「ファブリックワーク」で独自の世界観を表現する。これまでにクロワッサン「黄金の針」入選、日繍院展入選、全国手芸コンクールで優秀賞など受賞多数。八ヶ岳山麓の自然の歴史、文化、そして何よりも自然に魅せられ、蓼科にて創作活動を行っている。


古(いにしえ)の素材と織物
あんぎん・カジの木展展
会期:2011年9月9日(金)〜11月30日(水)
あんぎん展
編布(あんぎん)とは、植物の繊維を素材とする日本最古の布です。本展では「尖石縄文編布の会」会員が制作した縄文服を展示するとともに、編布の素材や技法についての解説や、現代の素材を編布の技法で織ったタペストリーを展示。現代につながる縄文文化の一端をご紹介します。
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カジの木展
遠く縄文の頃から信濃の地に自生していたカジの木の繊維は、やがて和紙や神聖な白衣の貴重な原料となり、平安時代にはカジの葉のデザインが京を中心に大流行しました。諏訪大社の神紋でもある「カジ」の系譜と全容をご紹介し日本伝統文化のひとつのルーツを明らかにします。


■関連イベント■

※参加無料・入館料別途

>>詳細







日本建築家協会25年賞受賞記念 特別展


村野藤吾の世界

■会期:2011年6月11日(土)〜2011年9月30日(金)

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建築家・村野藤吾による晩年の傑作、八ヶ岳美術館。
日本建築家協会(JIA)25年賞受賞を記念した本展覧会では、八ヶ岳美術館の設計図やデザイン資料、建築模型など、建設にかかわる貴重な関係資料を展示し、村野藤吾が到達した晩年の建築思想にせまります。

■連続建築講演会

2011年6月11日(土) 
25年賞受賞報告会
基調講演「顕彰制度の流れとJIA25年賞の意義」
大川 三雄氏(日本大学理工学部建築学科教授、25年賞審査委員)

2011年7月30日(土) 
講演「八ヶ岳美術館と村野藤吾の求めたもの」
松隈 洋氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)

2011年8月13日(土) 
講演「村野建築とは何だろう」
藤森 照信氏(東京大学名誉教授、建築家、建築史家)

2011年9月3日(土) 
講演「建築家村野藤吾の神髄」
長谷川 尭氏(元武蔵野美術大学教授、建築評論家)

※いずれも午後1時30分〜午後3時まで(6/11のみ午後3時30分まで)
※聴講無料(入館料別途)






石田歩の図画工作展 ―謎のトロッコ島建設計画―

■会期:2011年6月8日(水)〜9月4日(日)

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この夏、八ヶ岳美術館は造形遊びの聖地になる!

造形作家・石田歩の作品は、子供の頃の夢を現実にしたかのような、純粋な創作への情熱から表現されています。数々の乗り物やカメラの模型、レリーフなどのそれら作品を、作家はあえて「図画工作」と呼びますが、堅苦しく制約されがちな狭義の「芸術」という言葉には収まらない、根源的な創造の楽しみこそが、この図画工作という言葉には込められているのではないでしょうか。
本展では石田歩のこれまでの代表作品を展示すると共に、巨大な謎の島―《トロッコ島No.12》を展示室に出現させます。この立体作品の制作を公開し、そこに鑑賞者の手も加わりながら、一緒に作品を作っていくという八ヶ岳美術館初の参加型展覧会。トロッコ島はあなたの手を借りて、日々少しずつ美術館の中で大きく増殖していきます。大人も子供も、来て見て、つくって、楽しもう!

■石田歩 滞在日程

  展覧会作家である石田歩さんが原村に滞在しながらイベントや公開制作を行います。
  5/18(水)〜5/24(木)(7日間)、
  6/2(火)〜6/8(水)(7日間)、
  6/15(水)〜6/23(火)(9日間)、
  7/8(金)〜7/10(日)(3日間)、
  7/22(金)〜7/24(日)(3日間)、
  8/5(金)〜8/8(月)(4日間)
-----------------------------------以上33日間------------------------------------


■イベント・ワークショップ

1)開会式、作家によるギャラリートーク 6/8(水) 午後1時〜

2)作家によるギャラリートーク 6/18(土)午後1時〜

3)公開共同制作「トロッコ島No.12建設」
  トロッコ島制作に作家と一緒に参加できます。(各日とも9:00〜17:00頃まで)
  6/15(水)、6/16(木)、6/17(金)、6/18(土)、
  6/20(月)、6/21(火)、6/22(水)、6/23(木)、
  7/22(金)、8/5(金)


4)森のヒミツ基地をつくろう (子供と大人向けワークショップ) 
  6/19(日)、7/23(土)、7/24(日) 各日とも10:00〜16:00頃まで(昼食各自)
  @6/19(日) 設計図をもとに、班ごとに秘密基地の制作にとりかかります。
  A7/23(土)、24(日) 秘密基地を完成させ、基地の中で遊びましょう。
   ※定員:なし(家族単位でのご参加となります) 
  参加費:大人700円、小中学生300円(会期中何度でも入館できるフリーパスとお茶代込み)
  美術館の周りの森に、秘密基地を建設しよう!枝やワラを使って、さてどんなカクレガができるかな?
  途中参加や1日のみの参加も可能ですが、基本的に全日程とも参加できる方を募集します。

5)ふしぎ列車をつくろう (子供向けワークショップ) 8/6(土) 10:00〜14:00 (昼食各自)
   ※定員:20名   参加費:600円(入館料別途)
  台車に好きなものを載せて、自分だけの不思議列車をつくろう。
  ガラクタ、こわれたおもちゃ、空き箱など、列車に乗せたいものを各自で持参してください。

6)八ヶ岳を描こう (スケッチ会) 
  第1回 8/7(日) 、第2回 8/8(月)  各回とも10:00〜16:00 (スケッチブック、昼食持参)
  ※定員:各回20名   参加費:200円(入館料別途) 雨天決行
  八ヶ岳のスケッチに出かけよう。作品が出来上がったら、持ち寄って合評会をします。

------------------各イベントへの参加には入館料が別途必要となります。------------------
ただし共同制作および「森のヒミツ基地を作ろう」の参加者には会期中何度でも入館できるフリーパスを発行します。

お申し込み・お問合せ/八ヶ岳美術館 (0266-74-2701)

■石田歩 いしだあゆむ  ISHIDA AYUMU

1957 富山県入善町に生まれる
1982 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業
1985 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
1991〜「石田歩の図画工作展」はじめる〜
1992 公募・日本海美術展 優秀賞(富山県立近代美術館)
1993 第36回安井賞展(セゾン美術館)
1995 富山の美術‘95(富山県立近代美術館)
1997 ‘97VOCA展(上野の森美術館)
     石田歩展「出現!謎のトロッコ島」(下山芸術の森・発電所美術館 富山)
1998 「上海散歩」はじめる〜
2001 石田歩の図画工作展「トロッコ島の探険 1991〜2001」(かながわサイエンスパーク)
2004 アナザームーブメント2004 石田歩の図画工作展「上海散歩・その2」(茶房ゴーシュ 金沢)
2007 アナザームーブメント2007 石田歩の図画工作展(秋草邸 金沢)
2009 「石田歩の部屋・工作少年の夢」(ふなばしアンデルセン公園・子ども美術館)
      ワークショップ「トロッコ島No.10の建設」(ギャラリー海 成田)
2010 びわこビエンナーレ2010(カネ吉別邸 近江八幡)

現在 京都造形芸術大学非常勤講師
   京都府宇治市在住






伊藤理佐原画展 リサちゃん大集合!(山に)

■会期:2011年4月2日(土)〜6月5日(日)

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あなたのふるさとも、きっともっと好きになるはず。

ギャグ、エッセイ、ストーリー… 幅広いジャンルで活躍する、長野県原村出身の人気漫画家・伊藤理佐さん。何気ない日常を独自の感性で鮮やかに切り取るその作品は、多くの人々の共感を呼び人気を博しています。
そんな人気作品の里帰りとなる今回の原画展では、ふるさと原村を題材にした作品「ハチの子リサちゃん」の原稿を展示し、地元に暮らしているからこそ気が付かなかったふるさとの魅力を再発見していただくとともに、「あさって朝子さん」などのカラー原画も多数ご紹介。また、ギャグ作品と共に絶大な支持を得ている「おいピータン!!」などのじんわり切ないストーリー作品で、伊藤理佐さんの描く女性の日常をお楽しみいただきます。この他「おんなの窓」「女いっぴき猫ふたり」「ひげピヨ」「おるちゅばんエビちゅ」など代表作のほか、デビュー当時の作品や原村にまつわるイラスト等約100点を展示。伊藤理佐さんの作品とともに、あなたのふるさとも、きっともっと好きになるはず。

■関連イベント:伊藤理佐さんサイン会&ちょこっとトーク

2011年5月14日(土)13:30〜 (トーク後、サイン会の予定)
※サイン会の参加には整理券および入館料が必要です。
※当日11:00より書籍購入者先着100名に整理券を配布します。
※トークの聴講には入館料のみ必要です。

■原画チャリティ販売

2011年5月14日(土)より展覧会会期終了の6月5日(日)まで※予定
この度の東日本大震災において被災した方々や被災地復興のために何かしたいという伊藤理佐さんと夫・吉田戦車さんの強いご意向により、5月14日のサイン会当日から原画展の会期中、当館において原画のチャリティ販売をすることとなりました。
伊藤理佐さん、吉田戦車さんともに原画を販売することはこれまで全く無く、ひとえに被災地復興のための力になればとの思いから、両氏が特別に企画した初の原画販売です。
当イベントでは両漫画家による直筆イラストや原画を八ヶ岳美術館展覧会会場にて展示即売し、販売で得られた収益は全額義援金として寄付されます。
※14日のサイン会およびトーク当日は、伊藤理佐氏とともに吉田戦車氏も来館し、原画販売をする予定です。
■伊藤理佐(いとう・りさ)プロフィール
1969年長野県原村生れ。諏訪二葉高校在学中に「お父さんの休日」でデビュー。以来、女性誌を中心に数々のショート漫画を連載する。中でも「おるちゅばんエビちゅ」はエッチなギャグとキュートなキャラクターで大ヒットを記録。一方でストーリー漫画では、せつなくも心温まる作風で多くの女性の共感を呼んでいる。自身の日常をつづったエッセイ漫画も好評。2005年「おいピータン!!」で第29回講談社漫画賞少女部門受賞、2006年「おんなの窓」「女いっぴき猫ふたり」など一連の作品で第10回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2007年、漫画家の吉田戦車氏と結婚。2010年1月に長女が誕生、今後ますますの活躍が期待される。





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