平成28年度企画展(2016年4月〜2017年3月)

画家としての清水多嘉示平成28年4月2日(土)〜平成28年6月5日(日)
平成28年諏訪大社御柱祭報道写真展平成28年6月11日(土)〜平成28年7月31日(日)
高橋綾のあそぶデザイン展平成28年8月3日(水)〜平成28年9月25日(日)
八ヶ岳美術館全国公募展 第6回あなたが選ぶ信州の裂織展平成28年10月1日(土)〜平成28年12月11日(日)
小宮のおんばしら写真展平成29年1月10日(火)〜平成29年3月26日(日)


小宮のおんばしら写真展

同時開催「モボが写した原村」写真展


会  期:平成29年1月10日(火)〜平成29年3月26日(日) 会期中無休

主  催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協  賛:諏訪信用金庫、スワテック建設株式会社



平成28年の式年造営諏訪大社御柱祭に続いて、諏訪の地は春から秋にかけて鎮守の産土神から氏神、道端の小さな祠にいたるまで数百、数千と言われる小宮のおんばしら祭が地域をあげて行われます。

小宮のおんばしら祭は、幼子や若い女性からじじばばまで子どもと女性が主役になれるおらが村≠フお祭りです。2、3歳の幼児が腹掛けねじり鉢巻きで木やりを鳴きオンべを打ち振ります。男衆にしっかり守られたご神木は山から里へ、辻から辻へと進み、普段は地区の行事等であまり見かけないうら若き女性や遠方からのご親戚もこの日ばかりは共に綱を曳き柱に乗り共に声を張り上げます。そんなほほえましい表情はみんな生き生きしています。時代を超えて伝わる土着民俗信仰の原風景がここにあります。諏訪地方一円で繰り広げられた小宮のおんばしら祭。応募された数々のおらほーのおんばしら∞わが家のおんばしら≠心ゆくまでお楽しみください。

同時開催の「モボが写した原村」写真展ではふるさとの原風景に出会うことができます。明治生まれのモダンボーイがとらえた戦時中の御柱祭を含めた貴重なフィルム再現写真をご覧ください。

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【関 連 イ ベ ン ト】

はるさんの写真教室※要予約
初心者歓迎、写真のいろはから学べる教室です。
日 時:1月29日(日)、 3月12日(日)
各日とも13:00〜15:00(要予約)
参加無料(入館料別途)
持ち物:ご自分のカメラ
会 場:八ヶ岳美術館

小宮のおんばしら氏子座談会
日 時:2月18日(土)13:30〜15:00 
参加無料(入館料別途)
会 場:八ヶ岳美術館
パネラー:小泉勝喜氏(有賀子供木遣り師匠)
     平出保美氏(主婦)
     平林とし美氏(南原子ども木やり指導者)
     田口篤氏(南原若者総代の頭)
コーディネーター:小泉悦夫(八ヶ岳美術館館長) 

講演「諏訪の小宮おんばしら祭」
御柱の歴史と、特色ある小宮の御柱祭についてお話をお聞きします。
日 時:2月26日(日)14:00〜15:30
講師:宮坂 清氏(手長神社宮司)
参加無料(入館料別途)


ご予約・お問合せ 八ヶ岳美術館(0266-74-2701)







八ヶ岳美術館全国公募展 第6回

あなたが選ぶ信州の裂織展


会  期:平成28年10月1日(土)〜平成28年12月11日(日) 会期中無休

主  催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
共  催:信州さきおりの会
協  賛:諏訪信用金庫、スワテック建設株式会社
後  援:全国裂織協会、信州大学繊維学部
協  力:LCV株式会社、八ッ手機織り保存会



入館者による投票期間
2016.10.1日(土)〜11.20(日)

授賞式
2016.11.30(水)13:00―14:00
八ヶ岳美術館企画展示室にて

特集展示1:裂織のいま・むかし
特集展示2:おかいこさまと原村の養蚕信仰
ビデオ上映:貴重なビデオ作品を展覧会場にて上映しています。
「LCV特集 マテの機の物語〜ぼろ機織りの鶴さん〜」2014年(制作:LCV株式会社)

原村では古くから機織りが盛んに行われてきました。厳しい生活を生き抜くため、ぼろ布ひとつを大切にと生み出された裂織は「ぼろ機織り」の名称で親しまれ、今なおその技が大切に継承されています。地域を代表する文化のひとつであるこの裂織は、近年では全国的に隆盛を見せ、高い芸術性を持ったアート作品としても注目されるようになってきました。

2006年に開始した裂織公募展も、隔年開催を続けて今年で丸10年を迎えます。入館者の投票によって決定する大賞と、芸術性・技術・伝統性など総合的多角的な視点で審査する審査員特別賞を設け、現代における裂織作品の価値と意義を評価しようとしています。

全国から集まった様々な裂織作品を一堂にご覧いただけるほか、かつて隆盛を極めた原村の養蚕とそれにまつわる信仰をご紹介する「おかいこさまと原村の養蚕信仰」と、「裂織のいま・むかし」を特集展示いたします。古布再生の原点である「物を大切にする心」が込められた、素朴な織の美しさをご覧ください。

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【関 連 イ ベ ン ト】

機織り体験※要予約
織機を使った裂織体験。25×30cmの作品を持ち帰れます。織り時間1時間。
前日までにご予約ください。出来上がりサイズには個人差があります。

日 時:10月8日(土),10月16日(日),10月25日(火)
@10時〜11時20分 A1時〜2時20分 B2時30分〜3時50分
定 員:各回3名

会 場:八ヶ岳美術館
参加費/1,000円(入館料別途)
講 師:信州さきおりの会



裂き布で布ぞうり作り※要予約
裂いた古布で、エコロジーで足にも気持ちいい布ぞうりを作ります。

日 時:10月29日(土) 10:00〜16:00(昼休憩あり)
定員:10名(要予約)

会 場:八ヶ岳美術館
参加費:1,000円(入館料別途)
講 師:八ッ手機織り保存会 阿部さん
持ち物:浴衣、カーテン、シーツ地など木綿の古布(浴衣一反ぶん程度)、洗濯バサミ、はさみ、昼食


ご予約・お問合せ 八ヶ岳美術館(0266-74-2701)








会 期:平成28年8月3日(水)〜平成28年9月25日(日)会期中無休

主  催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協  力:高崎Art製造Projectカロエ、医療法人樹心会 角田病院



造形デザイナー・高橋綾は、動くおもちゃ=キネティック・トイをはじめとした玩具デザイナーであり、「遊び」と美的体験とを結びつけるアーティストでもあります。

これまで玩具にとどまらず、動きと光によるインスタレーションや、風を受けて変化する屋外作品などを発表してきました。今回の「遊び」と「光」をテーマにした展覧会では、自分の思い思いに色や形を組み合わせてパズルのように楽しむ作品や、モーターでくるくると移り変わるフォルムと色彩を楽しむ《ワンダーホイール》、2015年神戸ビエンナーレ創作玩具国際コンペティションで大賞を受賞した《アカリノパズル》など、体と感性を使って楽しむ作品が八ヶ岳美術館に大集合します。これらは鑑賞者によって作品が変化するインタラクティブ・アートのもっとも原初的な形だと言えるでしょう。

私たちの生活にとても密接に関わっている「デザイン」。その領域は毎日使う道具やお店で手にする商品はもちろん、情報の伝達方法や関係性の構築まで及びます。本展ではそうしたデザインのひみつにも迫りながら、高橋綾の作品の数々をご覧いただきます。光と色と動きにあふれる、触って楽しめる体験型展覧会です。

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【関 連 イ ベ ン ト】

ワークショップ へんしん! コブタ・コレクション
日 時:8月20日(土)@13:30〜 A15:00〜 
銀色のコブタにシールを貼って、好きな色や模様を付けましょう。世界にひとつのコブタが誕生します。できあがった作品は記念撮影後に会場で展示させていただきます。
講 師:高橋 綾
定 員:各回10名ずつ
参加費:500円(入館料別途)


お問い合わせ 八ヶ岳美術館(0266-74-2701)



高橋 綾......たかはし りょう

 1970年神奈川県生まれ。
 1997年東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻 修了。
 造形デザイナー。

群馬県立女子大学美学美術史学科デザイン教授(デザイン教科担当)。玩具と動く造形を組み合わせた作品「Kinetic Toy」を制作活動中。病院や幼稚園、群馬県の様々な地域に「アート&デザイン」を提案する実践研究もしている。

主な受賞歴として、東京芸術大学美術学部デザイン科卒業制作展デザイン賞、Contemporary Toy of the Year 2009 創作玩具公募展 佳作、第一回 スギ・ヒノキの創作玩具公募展 グランプリ、第5回神戸ビエンナーレ創作玩具国際コンペティション 大賞など多数。年に数回の個展、ワークショップ、グループ展、セミナーなども開催している。
環境芸術学会理事。高崎Art製造Project カロエ理事。
宇宙芸術研究部会所属。





神を曳く

平成28年諏訪大社御柱祭報道写真展

会期 平成28年6月11日(土)〜平成28年7月31日(日)会期中無休

主  催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協  力:信濃毎日新聞社、市民新聞グループ、エルシーブイ株式会社、写真のはる
協  賛:諏訪信用金庫、スワテック建設株式会社、たてしな自由農園



樅の大木16本を山から切り出し、坂を落とし川を越え、里を曳いて諏訪大社4つの社(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮)の四隅に建てる―この素朴でシンプルな祭りが1200年もの長きにわたって現代に継承され、そのルーツは縄文時代に及ぶと言われています。6年に一度(7年目ごと)寅と申年に行われるこの諏訪大社式年造営御柱祭は、岡本太郎の言う「縄文人の血が騒ぐ」はるか古層の魂を呼び起こし日本人の心を揺さぶるエネルギーとパワーを持っています。
何がそうさせるのか?「日本一危険な祭り」と言われながら、時代を超えて連綿と続く底流にいったい何が流れているのか?技術の伝承と共同体組織が生まれ変わっていく神の国諏訪人の魂の在処は?
信濃毎日新聞社、市民新聞グループ、エルシーブイ株式会社の全面協力を得て、報道現場が見つめた祭りを写真パネルと映像で再現しながら「御柱の神髄」に迫ります。
ジャーナリスト・専門家・氏子らによるユニークな講演会や座談会もお見逃しなく。かつては御柱を切り出していた八ヶ岳山麓御小屋山の直下にある八ヶ岳美術館に諏訪の御柱祭の感動が甦ります。
 企画展に際し多大なご協力をいただいた関係者の皆様にこころより感謝申し上げます。

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【関 連 イ ベ ン ト】

オープニングセレモニー
6月11日(土)11:30〜

講演会「世界の柱祭りと諏訪の御柱」
6月26日(日)13:30〜15:00
講 師:高見 俊樹氏(諏訪高島城長・前諏訪市教育次長)
参加費:無料(要入館料)

講演会「神を曳く」
7月2日(土)13:30〜15:00
講 師:向井 紀文氏(信濃毎日新聞本社報道部記者企画担当)
参加費:無料(要入館料)

御柱記者座談会「ジャーナリストが見つめた諏訪の御柱祭」
7月16日(土)13:30〜15:00
今福 英介氏(市民新聞グループ記者御柱担当)
佐久 章展氏(LCV放送制作部長)
参加費:無料(要入館料)

氏子座談会 「ちからをあわせて おねがいだ〜」
7月23日(土)13:30〜15:00
北沢 重秋氏(96年ぶりのGOD HAND 抽籤大総代)
名取 千代兵氏(ラッパ「御柱行進曲」の作曲者 富士見)
竹森 笑子氏(日本一木やりコンクール第1回最優秀金賞者)
小泉 友里氏(平成28年デビュー女性新人木やり師)
参加費:無料(要入館料)


お問い合わせ 八ヶ岳美術館(0266-74-2701)








画家としての清水多嘉示

Another side of Shimizu Takashi

会期 平成28年4月2日(土)〜平成28年6月5日(日)会期中無休

主  催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協  賛:諏訪信用金庫、スワテック建設株式会社



 生命のみずみずしい躍動を表した作品で、彫刻家として知られる清水多嘉示。しかしフランスで彫刻の巨匠・ブールデルの門を叩くまで、彼は画家として活躍していました。1919年に二科会に初入選、以後入選を重ね、画業の追求のために1923年フランスへと渡ると翌年からサロン・デ・チュイルリー、サロン・ドートンヌ等へ絵画と彫刻を出品し、帰国する1928年まで毎年出品と入選を続けました。当時のパリで絵画と彫刻、二つの分野で等しく活躍を果たした芸術家は非常に稀と言えるでしょう。帰国後は1950年代中頃まで彫刻と並行して絵画の制作と発表を続けましたが、次第に彫刻家としての名声一色となっていきます。
 本展は画家としての清水多嘉示に光を当てる企画展です。渡仏期の優品から、彫刻と密接にかかわるデッサンはもちろん、清水多嘉示にゆかりのある所蔵者が所蔵・旧蔵していた絵画も展示し、多嘉示の画家としての足跡をたどります。

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【関 連 イ ベ ン ト】

トークイベント
「家族に聞く〜画家としての清水多嘉示〜」
5月28日(土) 13:30〜
清水多嘉示の作品制作の様子や絵にまつわる思い出などをご家族にお聞きします。
ゲスト:青山敏子氏(清水多嘉示ご息女)
会 場:八ヶ岳美術館
参加費:無料(要入館料)

ブロンズクリーニング隊 in 諏訪湖畔
5月27日(金)13:30〜16:00
彫刻に触れ、作品を味わいながら楽しくメンテナンスします。初めての方も大歓迎。見ているだけでは分からない彫刻の魅力に触れてみましょう。
会 場:諏訪湖畔
参加費:無料(要申込み)
お申込み・お問い合わせ=八ヶ岳美術館(0266-74-2701)

学芸員による展示解説
4月23日(土)、5月8日(日)いずれも13:30〜
会 場:八ヶ岳美術館
参加費:無料(要入館料)


お問い合わせ・お申込み 八ヶ岳美術館(0266-74-2701)










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