八ヶ岳美術館では林正敏氏所蔵の鳥類学黎明期の明治・大正期に採取された貴重な鳥類学資料による1ヵ月間の緊急展示を開催いたします。
明治末期から大正期、鳥類学の黎明期に信濃一帯で研究用としての鳥類捕獲に従事した金井汲治(1858-1939)・金井清(1884-1966)父子、高山鼎二(1864-1928)・高山忠四朗(1901-93) 父子の4人が収集した二千点を超える国内屈指の鳥類標本と学術資料の価値が認められ、このたび国立科学博物館への一括寄贈が決定しました。ライチョウ9点をはじめオオワシ、メグロ、アカヒゲ、カラスバトなど国天然記念物や絶滅危惧種となった鳥類の標本や、各種の鳥卵標本とその製作具、大正期の狩猟鳥類掛図など、この諏訪に引き継がれていた今では希少な鳥類標本と学術資料を公開致します。
会 期 情 報
展覧会名称 | 「世紀を超えた鳥類標本の全容」 |
---|---|
会 期 | 2024年6月8日(土)~2024年7月7日(日) 会期中無休 |
主 催 | 八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会 |
協 賛 | スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園 |
入館料 | 大人(高校生以上):510円(460円)、小中学生:250円(200円) ※()内は20名以上の団体料金。 諏訪6市町村内の小中学生は学生証や図書カードなどの提示により無料で入館できます。 |
イ ベ ン ト
講演会「剥製とその遺伝子解析が教えてくれること」
講 師 | 笠原里恵(信州大学理学部 湖沼高地教育研究センター諏訪臨湖実験所 助教/鳥類学) |
---|---|
日 時 | 6月22日(土) 13:30~15:00 |
会 場 | 八ヶ岳美術館企画展示室(要予約/参加無料・入館料別途) |
はらむら塾講演 「鳥学を支えた採集者たち・世紀を超えた鳥類標本を語る」
講 師 | 林正敏(日本野鳥の会諏訪支部 名誉支部長) |
---|---|
日 時 | 7月4日(木) 13:30~15:00 |
会 場 | 八ヶ岳美術館企画展示室(要予約/参加無料・入館料別途) |
こどもクラフト教室 鳥の羽でつくるドリームキャッチャー
日 時 | 6月9日(日) 10:30~12:00 |
---|---|
参加費 | 無料/入館料別途、要予約(定員5名) |
会 場 | 八ヶ岳美術館企画展示室 |